2014年4月25日金曜日

画像処理・中級編 第9回の報告

1.日 時: 4月24日(木) 13:30~16:10
2.場 所: 美園地域センター
3.参加者: 19名(世話人・講師・サポーター含む)
4.講 師: 岡戸洋祐

<<学習内容>>
1.思い通りの見栄えにする編集術(CH7、ステップ36)
  テーマ:曇りの日に撮った写真を爽やかな晴天に変える!

(1)人工的に晴天にする方法
 ① 曇天写真を開き(元画像となる)、「自由選択」ツールで
   曇天部を大まかに囲み、「色域選択」「選択範囲の交わり」
   選択
、曇天部分をクリックすると曇天部のみが選択される


 ② 「選択」メニューから「選択範囲の拡大」と「境界をぼかす」
   を使用(曇天部とそれ以外の部分の境界を自然に見せる為の方法)

 ③ 選択された曇天部を青く塗る為に、新規レイヤー→
   「ブレンド」ツール選択→描画色を青色に変更後、曇天部を
   ドラッグすると曇天部が青空のグラデーションに変わり、
   レイヤー「モード」を変え青空をより自然にする


 ④ ③の晴天写真に人工的な雲を入れる為に、新規レイヤー(雲)
   を作り、メニューバーの「フィルター」→
   「下塗り→ソリッドノイズ」にすると青空部が白黒の
   雲模様になる→レイヤーモード:「スクリーン」
   選択すると白黒雲模様が青空と雲に変化し完成

 ⑤ 曇天部は、雲と青空の晴天になったがそれ以外の部分は、
   暗い写真のままなので色メニューを適当に操作し
   明るく調整し、晴天写真の完成!
(2)晴天写真(青空と雲の配信写真)を利用し、晴天写真にする方法

   ケース1:曇天部と他の部分の境界が明瞭な写真(画像配信)
 ① 前記(1)①と②と同様な方法で曇天部を加工する

 ② 晴天写真画像を表示させ(元画像)、移動ツールで適当に
   晴天写真部を選択

 ③ 「レイヤーメニュー」から
   「レイヤーマスク→レイヤーマスクの追加」で表示される
   画面で「選択」「選択範囲」「追加」をクリックすると
   上記②の晴天写真に変化する→そのままでは元画像の晴天部
   以外は曇天写真のままなので前記(1)⑤の方法で明るく調整し、
   晴天写真の完成

   ケース2:曇天部が写真の各所に散在する写真(画像配信)
 ① 写真を開き(元画像)、「色域を選択」ツールから
   曇天部をクリックし、「選択範囲の拡大」と「境界をぼかす」

② 晴天写真(青空と雲の写真)を開き、レイヤーメニューから
   「レイヤーマスク→レイヤーマスクの追加」で表示される画面で
   「選択」「選択範囲」「追加」をクリックすると
   一気に晴天写真に変化する→そのままでは元画像の晴天部以外は
   曇天写真のままなので前記(1)⑤の方法で明るく調整し、
   晴天写真の完成
2.新しい写真作品を作る加工術(CH6、ステップ35)
  テーマ:普通の写真をミニチュ風に変える(下記のさわりのみ実施)
 ① 元画像の「複製画像」のレイヤーをメニューバーの「フィルター」
   「ガウスぼかし」で画像をぼかす

 ② 楕円選択ツールから適当なサイズの楕円を描く
 ③ メニューバーのレイヤーから
   「レイヤーマスク→レイヤーマスクの追加」画面で「選択」
   「選択範囲」「マスクの反転」「追加」をクリック→
   楕円部のみ元画像が表示され、他の部分はぼかした画像になる



  報告者  岡戸 洋祐
 
 
 補講の報告
4月16日(水)4月26日(土)13時30分~ 喜平図書館集会室にて
 テーマ 《修復ブラシツールを使って、グリーディングカードを作ろう》

今回は誕生カードを作ってみました。
修復ブラシは柔らかい表現ができるのが特徴なので、優しい雰囲気のカード作りに向いていると思います。
プレゼントにちょっと添えると、喜ばれるのではないでしょうか?
女の子用と男の子用の二種類です。



修復ブラシではないけれど、応用作品として作られた可愛いいペットのカード      です。

2014年4月12日土曜日

画像処理・中級編 第8回の報告

1.日 時: 4月10日(木) 13:30~16:15
2.場 所: 美園地域センター
3.参加者: 18名(世話人・講師・サポーター含む)
4.講 師: 山口 淳子(レタッチ関係)
                         岡戸 洋祐(写真加工術)

<<学習内容>>

1.レタッチ関係

(1)「ホワイトバランス」を使った画像の自動補正 

          (ステップ31)
             ステップ26の赤みがかったモデル画像を開き、
             メニューバーの「色」から「自動補正」→
           「ホワイトバランス」をクリックすると画像が
              補正され素晴らしい色合いの画像に自動的に
              修正される。
     また、ホワイトバランスとは?の説明もあった。


  
(2)補正に使うツールの「位置合わせ」の設定変更と

           その差異(ステップ30)」
            ツールボックスの「修復ブラシ」等を選択する。

            そのツールオプションの「位置合わせ」タブの
            ▼をクリックすると①なし ②揃える 
            ③登録されたもの ④固定 の4種のオプション
            ある。
   この「位置合わせ」とは、コピー元に登録した

           画像をコピー先にどのように描き出すかを決める       
   ものですが①~④を選択することによって、夫々
   描かれ方の違いを実践勉強した。
   具体的には、ステップ26の赤みがかった

           モデル画像を元画像として、キャンバスサイズを
   変更し、その横に余白部を作り、元画像の一部
           又は全体を囲む為ブラシサイズを適宜変更し、       
   「Ctrl」キーを押しなが 画像中のコピー場所を
   クリック
   上記①、②及び④の3種のツールオプション毎に、

   コピー先の余白部に描かれる画像の描かれ方の
   違いの勉強。
   併せて、③の場合は、コピー先として別のレイヤー、   

   又は他の画像上にコピーして描く方法を勉強した。


   

   この機能を使うと、好みの画像をコピーし、異なる
   画像上に淡い画像として貼り付けられるなど、
   非常に有用なレタッチ技術となります。

2.新しい写真作品を作る加工術(ステップ34)
  テーマ:「トイカメラ」風加工で作る味わい深い

  写真作品作り
  トイカメラとは、数千円の安価なカメラですが、
  一般的なデジカメと比べて、独特のゆがみ、ぼけ、
  変色が生じ、画像次第では味わい深い写真になる。
  実際のトイカメラ画像を数例紹介後、横浜中華街の

  画像を利用して
  ① 写真の色を平坦にぼかすよう「フィルター」→

    「選択的ガウスぼかし

  ② 色メニューから「彩度」をあげる

 
  ③ ②を新しいレイヤー上に複製し、「フィルター」

    →「ガウスぼかし」→ぼかし半径を適宜変え、
    写真全体をぼかす
 
  ④ ③の画像をメニューバーのレイヤーから

    「レイヤーマスク→追加」を選択
    (レイヤーマスクとは、一部を透明や半透明に

    する機能)

  ⑤ ブレンドツール→グラデーションのオプション機能    

    を適宜選択し、画像の中心から下へドラッグ

  ⑥ ⑤の画像をよりトイカメラ風にする為

    (露光不足にして、縁部を淡い黒色にさせる)、
    レイヤーの不透明度、オフセット値などを変えて
    中央から写真の角までドラッグすると、

    画像の中心部が①の画像に、その周りが③の
    画像となり、4角部が淡い黒色の画像となり、
    半完成。

  ⑦ よりトイカメラ写真らしく仕上げる為に、

    新レイヤー上に独特の色みを加え
    (今日は黄緑色)、夫々レイヤーモードと
    不透明度を変えて完成。
     報告者  岡戸 洋祐


   岡戸さんの芸術的雰囲気のある 作品です。
下の元画像と比べて見てください。
トイカメラ風に加工すると素敵な、そして懐かしさを憶える作品が出来るのですね。

               元画像